山の心が海にとけひとつに、六甲須磨アルプス。
皆さま、こんにちは。
秋の連休を利用して、久しぶりに神戸六甲山に
ある須磨アルプスに登って来ました。🥾⛰
須磨アルプスは アルプスと名がつく様に、
荒々しい山肌が印象的な場所なのですが、
明石海峡を望む海岸線からは僅かに離れているだけで、
山と海を同時に味わえるスポットでもあるんです。🌊
気持ちの良い晴れた日に、岩場を歩く楽しい山登り
が出来ました。山レポートどうぞご覧ください。
(須磨アルプスの岩稜から海を撮影)
以下、本文。
連休最終日の朝、
神戸は板宿駅(いたやどえき)に降り立ちました。
駅構内にあるローソンは電車🚃の形をしています。^_^
板宿駅を出て朝人通りが少ないアーケード街を抜けて、
さらに住宅街も抜けて、
登山口がある神社(板宿八幡神社)を目指します。
早速、最初の難関(参道階段)の登場です。^^;
さっきの案内に「登山道」って書かれてた
意味をここで思い知りました。笑
ヒーこら言いながら登山道(参道)を
登りきると神社⛩の鳥居が見えて来ます。
神社で本日の登山の安全を祈願。🙏
(ちなみにこの神社には有難い事に飲み物の
自販機がありますので、もし買い忘れた場合は
利用すると良いですよ、これから先は山道の為、
自販機はありません。これぞ、神の恵み買っときましょう。^^)
朝の海を眺めながら準備体操。🤸♂️
お社には、流石は人気の山登り
スポットの須磨アルプスだけあって
案内チラシが貼り出されていました。
この小さな鳥居横の
階段を上って、
山登り🌟スタートです。
(階段突き当たりを左に←)
安定の山道。^_^
山の朝は清々しい。
小さな柿も実のって居ました。
紅葉も少しずつ。🍁
関西はやっと秋を感じる季節
になり始めてる。
樹々の間からは海が。
朝日を受けて野菊(ツワブキ)が輝いています。
鉄塔が立つ木が払われた場所には
ベンチが置かれてました。
足元の土が六甲特色の明るい花崗岩
になって来ました。
六甲山は大昔に海底が隆起して
出来上がった山脈。
この曲狩りくねった木は
「ウバメガシ」と言って、
海岸線に近い山に自生する木で
炭火焼きなどに使われる
備長炭の元木でもあるみたいです。
ウバメガシが左右に生えた細い
尾根道を滑落に注意して歩いて行きます。
(人気の山だけにすれ違いが多いので、
お互いに譲り合って通行します)
ちなみにこの登山道は、
六甲山地を縦走出来る道でも
あります。
その道を突き当たると、
須磨の海岸から→
→山並みが延びる、
須磨アルプスに到着します。
青い空から緑と岩の山、そして海へ。
山の心が海にとけ、ひとつに。🎵
(ゴダイゴの有名な曲の一節です)
ポートピアと言う曲ですが、
実はこの須磨にある山が関係した曲でも
あるんですよね。(後ほど解説)^_^
花崗岩が風化して、
その荒々しい山肌を
現しています。
見渡す限りの岩、岩、岩。
圧倒的な景観です。
これまた細い痩せ尾根を
慎重に歩いて、
須磨アルプスの鞍部、
馬ノ背🐴に辿り着きます。
丁度、山と山の間に位置して
それが馬の背中に乗ってる感覚がする
事から名付けられた場所です。
南側は海に面して、
北側は、住宅街が広がっています。
山と海と街がこんなにも近いのが
六甲、特に須磨ではそれがよく感じれます。
住宅街から一歩 目線を転じると、
小さなお子さんが、岩場を歩いています。
これもまた凄いギャップですね。笑
山を歩き慣れた方なら大丈夫でしょうが、
初めて岩場を経験する方は気をつけて
歩いた方が良い場所でもあります。
(鞍部に位置する為に強風が吹きつけ易く、
転倒、滑落事故が多く発生している所です)
でも、ここも六甲縦走路の
一部なんですよね。^^;
まぁ、考え様によっては、六甲山地の
縦走は色んなバリエーションが
楽しめて面白いんですよ。^_^
花崗岩帯⛰に靡くススキ🌾の穂。
同色なので、なんか同化してます。笑
キツイ斜面には階段もありますから
大丈夫。
(けど疲れた膝にはキツかったりして、笑)
振り返ると、岩の上にイチローが!
(テレビのCMでイチローさんが
あの場所に立って居たんですよ)笑
少しですが、岩場の定番、
鎖場もあります。
でもやはり危険な場所、
行ってはダメな場所などは
この様にテープで封鎖されていました。
人気の観光スポットでもありますから、
登山初心者がふざけてる事もよくあります。
山は何時も危険と隣り合わせなのを
忘れてはいけないですね。^^;
須磨アルプスを越えて
ウバメガシの林を歩き、
横尾山を通り過ぎます。
一応、三角点にタッチ。
遠くに明石海峡が見えました。🌊🌉
(白いエクレアの様な雲だ^^)
横尾山から栂尾山(つがおやま)へ、
この展望台が見えたら、
栂尾山 山頂です。⛰
展望台から。🔭
雲が少し出て来ましたが、⛅️
逆に雲の乱反射が面白い風景となってますね。
ちなみにここは、標高274m。
次なる山、鉄拐山(てっかいさん)へ向かいます。
登山道のススキ🌾がまた秋を感じさせます。
ところで、この栂尾山を含めた
須磨アルプスは、東西に長い六甲山地の
西側、特に海に近い場所に位置している
のですが、
先に述べたゴダイゴの有名な曲
「ポートピア」に出て来る一節、
山の心が海にとけひとつに🎵
その意味が分かる地図がこれなんです。
栂尾山とこれから向かう、鉄拐山との間に
平坦な住宅地🏘が広がっています。
実は、この住宅地、以前は高倉山⛰と言う
山だったんですよね。
その山を削ってその土砂を利用し神戸の沖合を埋め立て、
人工島ポートピアアイランドが開発されたんです。
そしてそこで1981年、ポートピア博覧会が開催され、
そのメインテーマ曲がゴダイゴの「ポートピア」なんです。
土木開発と言えば、どうも世知がないですが、
歌詞にある様に、山と海の心が合わさると
考えればそれもまたロマンチックではあります。^_^ ⛰🌊❤️
高倉山があった住宅地への
階段、実はこの須磨アルプス登山では
最難関の核心部でもある、地獄の階段
と言われています。
(一説にはなんと400段もあるとか)^^;
しかし、今回は逆に降りなので
私はスキップする程に軽やか。🎵笑
でも、振り返ると地獄の亡者さん達が、、、。
^^; 🧟♂️🧟♀️
階段を降ってこの標識を右に折れます。→
ちなみに真っ直ぐ↑向かうと、栂尾山頂への
もう一つの登山道、旧縦走路の「文太郎道」です。
(小説 孤高の人 主人公のモデルとされた大正時代の登山家 加藤文太郎が歩いた道)
こちらは階段はありません。笑
右折して高架橋を歩いて行きます。🥾
岩あり階段あり、車道ありと
何でもありな縦走路です。^^;
先程の話しに出てきた、
旧高倉山、現在の高倉台住宅地です。
郵便局や、🏣
スーパーマーケットだってあります。🍔
(ここで飲み物や食べ物を補給出来ますから、
登山者にとってはほんと良い位置に
有るものだと思ってます)^_^
しかし、そこは住宅街、マナーは大事です。^^;
(住宅街のど真ん中が縦走路ですから
登山者も多くてやはりウルサイのでしょうね、
山で大声でお喋りする方々が居ますが
その調子でここでも喋られると住んでる者からしたら、
迷惑以外の何者でもありません、
山でも大変な迷惑ですが。笑)
高倉台を抜け、本日最終の山⛰
鉄拐山へ向かいます。🥾
ここで、私はハタっと気が付いた。
先程、栂尾山の地獄階段で自分は楽をして、
苦労して登る人を亡者と嘲りった天罰が
まさに降ったと!⚡️
天罰=地獄階段 也。
降って天国、登って地獄、
登山とはそう言う物と分かっては
いるものの、この地獄は
「まだ続くのかー!」と
思わず叫びたくなります。笑
でも、やっと天国が見えた様です。^_^
ここには旧高倉山の記念石碑がありました。
よく読んではいませんが、
私が解説した様な事が書いてあると思います。
(ゴダイゴは出て来ませんが 笑)
この石碑の前には、
お茶屋さんがありまして、
軽食や喫茶が出来るのですが、☕️🍛
建物の屋上展望台の眺めは、
また格別の物がありまして、
ここはお勧めするスポットです。
そこでコーラを一杯。
(私は山にはコーラ、定番です)
最高ー!^_^ 🥤
茶屋を出ると秋の桜🌸コスモスが、
風に揺れていました。^_^
鉄拐山への階段を上って、
山頂に到着。
今回の山行はここでエスケープ。
須磨駅に向かって下山します。🥾
あの須磨海岸まで、
とある目的の為に、、、。^_^
ウバメガシの下山道を急ぎます。💨
でも展望台とあると、
立ち寄ったりして、
須磨の海が美しい。^_^
階段を下り、
鮮やかな小さな花を脇目に、
橋を渡り、
(この橋あの有名な古戦場、
一ノ谷に掛かる橋みたいです)
須磨浦道に
下山。
市街地を抜けて海岸を目指します。🥾
夏に来た海水浴以来の須磨海岸です。
そして、下山を早めてここに来た理由は、
あの伝説の山番組「山のぼり🌟大好き」に
ご出演されていた、吉野香織さんに
お会いする為でしたー!👩
(なんてミーハーな私なんでしょう 笑)
吉野さんは、須磨海岸で行われる、
須磨ビーチフェスタAutumn🏖の
司会としてお越しになられて居たんです。
せっかくお会い出来るなら、ネタにと
以前 番組ファンミーティングで貰った
番組のバッチを着けて行きましたら、
喜んでいただけた様でした。
良かった。^_^
ビーチフェスタは、🏖
ビーチバレーに、🏐
サーフボードを使ったシーカヤックや、🚣♂️
ビーチサンダル飛ばしまで👡
あるみたいでした。^_^
吉野さんも楽しそうに司会をされて
いました。🎤
私は完全山男装備、👕⛰
場違いだったので
早々に退散。^^; 💨
砂に残ったビーチサンダル跡と、
トレッキングシューズ。^_^
やっぱり場違いだ。笑 👡 🥾
会場を後に、須磨の港を散策。🛥
ふと防波堤に、
寝っ転がり(私の得意技 笑)
山と海と、
空を見上げてみました。
山の心が海にとけひとつに〜 そして海の心、山にとけひとつに~
今、君は願をこめて歩き出す、光の中を幸せの明日へ~♪
また、登りたい須磨アルプスでした。
皆さまもぜひ。^_^