オグラス上空にカイト飛ぶ、滋賀県 蛇谷ヶ峰。
皆さま、こんにちは。
3月は天候も不安定だったのに、
この頃は天候も安定して、
まさに春山シーズン真っ盛りですよね。
^_^
そんな訳で、もうじっとしてられないと
今年2回目となる山登りを計画しました。
山は、滋賀県は琵琶湖の西側に連なる
比良(ひら)山系北端の山、
「蛇谷ヶ峰 じゃだにがみね」。
何だか蛇が出て来そうな山名ですが、
別名として小栗栖山とも言い、
それが変化してアイヌ語に語感が似た
「オグラス山」と
言う名もあるようです。
比良山系には、アイヌ語を地名に付けた
場所が数多くあり、
ヒラと言う名前自体もアイヌ語で
ピラ(崖)を指している様です。
確かに、比良山系は山々が連続して
アップダウンも激しく、
崖も多いですからね。^^;
でもこの日の蛇谷ヶ峰は、
晴天の日にも恵まれて快適な山歩きと、
山頂ではこれ以上無い程の澄み渡った
景色に、あるサプライズありまして、
(レポ題名と次の写真で、
早速ネタバレかな 笑)
最高の山行きとなりました。^_^
(蛇谷ヶ峰山頂 上空を撮影)
以下本文。
今回の蛇谷ヶ峰は、
何回か登った事のある比良山系の
中でも北側に位置して、遠方にある為か
これまで登った事がありませんでした。
でも向かう電車の窓からは見える
空は晴天!
多分真ん中に見える山が蛇谷ヶ峰
じゃ無いかなぁなんて思いながら、
初めて登る山にワクワク気分でした。
^_^
午前9時前、JR安曇川駅に到着。
駅の横にある観光センターで、
温泉入浴とセット割引となった
登山口までのバスの往復切符を購入。
(観光センターは午前9時から開店)
直ぐ来るバス🚌に乗り込みます。
往復切符、
当日有効のスタンプが押されます。
久しぶりのバスに
揺られての山登り。
そして奥地に行く程に
乗客がいなくなる。
これも良くある、
山登りあるあるです。笑
バスは約50分程で目的の
停留所に到着。
登山口のある温泉施設までの
無料送迎のマイクロバス🚐
に乗換えます。
(基本的に温泉利用の方
しか乗れませんので注意)
温泉施設、くつき温泉 天空に到着。
時刻は午前10時。
山登りには少し遅い開始時間
となります。
そこで計画を練直し、
登り2時間半、
山頂で昼休憩1時間、
下山1時間半の計5時間で山行。
そして16時には入浴出来て、
温泉施設を出る最終の
送迎バス17時に
間に合う様にしたいと思います。
最近、腰を痛めて山登りでも
軽量なウエストポーチをたすき掛けで
登っていたのですが、今回は気合を
入れて、ふるふるふるふるフル装備です。
(関西ローカルネタです 笑)
しかし、このブラックダイヤモンドも
5年も磨き過ぎてツルッツルやなぁ ^^;
うん、大事にしよう。^_^
登山口にはちゃんと登山者カード
入れもありました。
蛇谷ヶ峰 登山口 標識。
山へは横目にバンガローを見ながら
少し歩いて行きます。
この車両侵入禁止表示を跨いで、
この給水施設のすぐ脇に、
山への案内があります。
現在、蛇谷ヶ峰まで2.3km、
標高310m也。
山道は木に目印あり、
深く切れたV字道あり、
倒木の玄関アーチありです。笑
やはり4月ともなると新芽の時期。
黄緑色がそこここに。
足元には色鮮やかな
イワカガミが
咲いています。^_^
現在、蛇谷ヶ峰1.9km、
標高は413m也。
途中で沢に降りて、
渡渉(としょう)して行先が解りにくい場所もありますが、
リボンで道順を示していますから、
安心です。
渡渉してからは、
ジグザグ道の後、
地獄の木階段が、
始まり、始まりー!です。^^;
かなり崩れ落ちた場所もあります。
こう言う場所は面倒でも
ストックをしまって、
足場を確かめながら慎重に歩きます。
一見、朽ちていない板でも浮いて
居たりしますから、注意です。
天気は良いのですが、
だんだんと日差しも
強くなって来ました。
ふと足元に白い花びらが、
見上げると、ニオイコブシの
木の花が咲いていました。
青空に白い花が映えてとても綺麗です。
手近な所はまだ咲ききれて無い様、
でもこれも綺麗。^_^
少しずつ標高も高くなり、
遠くの山並みも見える様なりました。
少し歩いてベンチで小休憩。
後、半分くらいある登りに備えて
行動食のアミノ酸入りガッツギアを投入、
スポーツおっさん応援ゼリーです。w
(一応アミノバイタルの商品です ^^)
現在、蛇谷ヶ峰まで1km、
標高670m也。
よーし、頑張るぞ!
と思ったら、また深い階段に、
倒木のハードルに、
リンボーダンスと、
山アトラクションのオンパレードを
クリアして
あと0.5kmまで来ました。^^;
汗かきながら、登り続けます。
ここで下からの分岐、
別ルートは閉鎖されている様です。
(カツラの谷ルート。巨木が生い茂る風光明媚な良い登山道らしいので下山コースにしたかったのですが残念です。)
山頂に近づくにつれて、
徐々に山の雰囲気が変わって来ました。
でも相変わらず日差しは強いです。^^;
ここが最後の分岐点。
山頂まで、あと0.2km。
あと少し、あと少し。^_^
左側の視界が開けて来ました。
来たー、頂上はあそこだ。
蛇谷ヶ峰(オグラス山)標高902m 登頂。
グッー!👍 ^_^
三角点もありました。(二等三角点)
そしてお待たせしました、
眼下に琵琶湖を望むこの大パノラマ
ご覧ください。!
琵琶湖の向こうには
伊吹山はもちろんの事、
彼方には、まだ雪を戴いた
白山も姿を見せてくれました。^_^
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さて何はともあれ早速、
ねっ転がります。笑
琵琶湖の水平線を眺めて
山頂でゆっくり出来るなんて
最高です。^_^
そしてこの時の為にザックに
詰めて来た、プルプルのみかん🍊
ゼリーを頂きます。^_^
上空をスーッと飛行機雲が流れて
行きます。✈️☁️
シューーーー。
?、、⁈ な、なに!飛行機?
いや、後ろでおじさんが凧上げを
していました。
笑笑 🐙
山頂にいた他の登山者たちも釘づけに。^_^
そしてキッズ達は、もう大喜びで、
「おじさん、すごい、すごいーー」を連呼。w
私はこの景色の為にプルプルゼリー
を持ち込み、このおじさんは
ゲイラカイト(凧)を
持ち込んだと言う訳です。
私も、おじさんに
「凄いですね」と一言。^_^
いやー、上には上がいる物です。笑
BGM コンドルは飛んでいく
タララララララララ、ララ~、ラララ~ラララ~ララ。♪
南の方角には比良山系でもまだ雪が
チョットだけ残る山がありました。
あの山の向こうには比良 最高峰の武奈ヶ岳
があるはずです。🏔
山頂でじゅうぶん景色とカイトを
楽しんだ後、下山開始です。
登山計画通り1時間半で
登山口に戻って、
温泉に直行します。^_^
急げー。💨
登りでは気づかなかった小さな花、
こっちは馬酔木かな。
春ですねー綺麗に咲いてます。^_^
花を見ながら、でも急ぐ。
でもリンボーと、
ハードルは乗越えて行く。^^;
登りでまだ咲ききれて居なかった、
ニオイコブシが綺麗に
開いてました。^_^
このV字もダッシュで抜けて行きます。
登りではそそくさと通り過ぎて
しまった、ツツジ。
濃いのやら、
薄いのやら。
桜もまだ綺麗に咲いていました。^_^
予定の1時間半のタイムを
1時間弱で下山完了。
さあ、汗を流しますよー。💦
大浴場には大きな天狗👺の顔がありました。
この辺りには天狗様の伝説がある様です。
露天風呂とサウナもあったし、
ゆっくりと汗を流せて良い温泉。♨️
温泉の後は、安曇川名産の
アドベリーを使った
ご当地アイスクリーム🍨
を頂きました。^_^
甘酸っぱくて美味しい!
そして、バス🚌でオグラスを後に、⛰
平成最後に良い山登りが出来ました、また登りに来るぞー!^_^/
後記
山登りの後、オグラスと言う、アイヌ語が気になり、この蛇谷ヶ峰を含む比良山系になぜアイヌ語地名が多いかを少し調べて見た所、古代の瀬織津姫(セオリツヒメ)と言う女神様にどうも関係があるみたいです。
この女神様は水や滝を司る女神で、自然神を崇めるアイヌの人々にも信仰されていた様です。
山に滝も多く、その水が湖に注ぐ滋賀県 近江の国(近つ淡海の国)でも信仰され、琵琶湖周辺の神社で多く祀られています。
だからでしょうか、水に関係する自然が多くある滋賀県は、アイヌの地 北海道とは遠く離れていたとしても同じ自然崇拝のアイヌの地名が今でも残っている様ですね。
(これ、あくまで私見 ^_^)