SANNYの青い空の下で。

⛰️ 関西の山を中心に、楽しく山歩(さんぽ)した記録をブログにしました。⛰️

金勝山アルプスで、5月の風に吹かれて。

皆さま今日は。5月の晴れた週末、滋賀県は琵琶湖の南側、湖南地方にある、金勝山(こんぜやま)アルプスに登ってきました。

ここは風化した花崗岩が様々な形で裸岩している山で、低山ながらそんな風光明媚な景観の中、登山道を縦走する事が出来ます。

f:id:SANNY7:20180513082425j:image

(金勝山より琵琶湖 大津方面を望む、奥に見える双耳峰は比叡山

以下、本文。

f:id:SANNY7:20180513084358j:image

この金勝山アルプス(湖南アルプス)に登るのは2度目で、以前は数年前の秋に登りましたが今回は新緑の5月、樹々の青さが眩しい程でした。(^^)

 

人気の山なのでお昼の山頂ラッシュを避ける為、朝早くからバスに乗り登山口に向かいました。

f:id:SANNY7:20180513083131j:image

帰りのバス時刻もチェック、チェック、これ大事です。(^^)

f:id:SANNY7:20180513083306j:image

護岸工事が行われている河川沿いを歩いて行くと小屋があり、そこで無料のガイドマップが手に入ります。

f:id:SANNY7:20180513083452j:image

詳しく登山道がマッピングされていて、また道標もあるので、初心者でもハイキングが楽しめます。でもしっかり登山届けポストもありました。(^^)

f:id:SANNY7:20180513083744j:image

金勝山アルプス縦走路には、鶏冠山490.9m(けいかんざん)、天狗岩、竜王山604.7mがあり、要所にはコールポイントもありました。崩れやすく滑りやすい風化した花崗岩で滑落者もいるんでしょうね。気をつけて登ります。

f:id:SANNY7:20180513084456j:image

さぁて、山のぼり☆開始です!

f:id:SANNY7:20180513084722j:image

標識の脇にはツツジが、早朝に見るのも良い物です。

f:id:SANNY7:20180513085429j:image

林道を少し進んだ後、小川沿いに沿って歩きます。朝の登山道は空気が冷たくて気持ちが良い。(^^)

f:id:SANNY7:20180513131245j:image

f:id:SANNY7:20180513131208j:image

マップによると落ヶ滝言うのがあります、以前登った時にも立ち寄った記憶があります。

f:id:SANNY7:20180513085741j:image

案内板、よく見ると、、面白い事が書かれてました。周りはシダに囲まれた渓谷、本当にドン!ドン!って出現しそうですね。笑

f:id:SANNY7:20180513090050j:image

落ヶ滝。ジャングルに突然現れた滝の様で何だか気分がワクワクして来ます。(^^)

f:id:SANNY7:20180513090430j:image

滝の水は冷たく、

f:id:SANNY7:20180513090538j:image

見上げると青空が垣間見えました。

f:id:SANNY7:20180513090629j:image

渓谷沿いの露出した岩の上を渡って行きます。

f:id:SANNY7:20180513090942j:image

ここで今回持って来た行動食、マーブルチョコレート。このチョコはコーティングされてるから、溶けにくくて山のお供には良いかもです。

f:id:SANNY7:20180513091101j:image

f:id:SANNY7:20180513092558j:image

渓谷を登って行き、振り返るとまた青空が。

f:id:SANNY7:20180513091255j:image

足元にも注意して、滑りやすい露岩を歩いて行きます。

f:id:SANNY7:20180513091402j:image

そしてこのロープ場。

f:id:SANNY7:20180513091513j:image

USJのアトラクションも真っ青のある罠が仕掛けられてます。(^^)

f:id:SANNY7:20180513091851j:image

もし、ロープを掴み損ねると、、、。

f:id:SANNY7:20180513092007j:image

つるーーーーと滑って、

f:id:SANNY7:20180513092110j:image

ドボン。てな訳です。いやー楽しいですね。(^^)

当然、必死です。笑

f:id:SANNY7:20180513092346j:image

登り進めると、先程の落ヶ滝の滝上に出て来ました。

f:id:SANNY7:20180513092917j:image

歩き始めると、ふと前を遮る物が、、。

f:id:SANNY7:20180513093225j:image

ゲロゲロぴょん吉君(ヤマアカガエル)にこんにちはの挨拶をして登山道を譲ってもらい先に進みます。(^^)

f:id:SANNY7:20180513093248j:image

水が多い湿地には綺麗な花も咲きますね。

f:id:SANNY7:20180513092824j:image

分岐点に到着、一路 鶏冠山を目指します。

f:id:SANNY7:20180513093541j:image

登山道は渓谷から尾根道に。

f:id:SANNY7:20180513093652j:image

彼方に三上山(近江富士)を見ながら、山頂への斜面を登ります。

f:id:SANNY7:20180513093923j:image

f:id:SANNY7:20180513093948j:image

鶏冠山 山頂に到着。

f:id:SANNY7:20180513094107j:image

三等三角点が設置されてました。

f:id:SANNY7:20180513094855j:image

少し休憩。一緒に休んでた、山歴20年の滋賀の方とお話して、その方が「何処良い山あります?」じゃあ、あの山登りました?「あ、登りました」この山は?「あ、そこも登りましたよ。」延々、、。流石です、、、。私は山歴5年足らずの若輩者、、まだまだです。笑

 

降り返して、先程の分岐点。今度はこの金勝山アルプス、最大の見所の天狗岩を目指します。

f:id:SANNY7:20180513094945j:image

道が何だかアジフライ見たいだったので撮って見ました。笑

f:id:SANNY7:20180513095440j:image

だんだんと露岩帯が多くなります。

f:id:SANNY7:20180513095629j:image

振り返ると鶏冠山方面が。

青い空と緑の山、気持ち良いですね。(^^)

f:id:SANNY7:20180513095901j:image

岩、岩、岩のトンネル。

f:id:SANNY7:20180513100028j:image

岩のトサカ。

f:id:SANNY7:20180513100204j:image

山肌に突出する岩達が様々な表情を見せます。

f:id:SANNY7:20180513100300j:image

ロープを使って慎重に岩の上を上がったり、下がったりしながらドンドン進むと。

f:id:SANNY7:20180513100552j:image

f:id:SANNY7:20180513100440j:image

ド、ドーーン!☆

f:id:SANNY7:20180513101039j:image

現れました、天狗岩‼︎、存在感が強烈です。(^^)

f:id:SANNY7:20180513101531j:image

岩の間を通って直下まで行きます。

f:id:SANNY7:20180513102015j:image

f:id:SANNY7:20180513102039j:image

f:id:SANNY7:20180513102134j:image

天狗岩。登攀には危険もあるので、注意文もあります。

f:id:SANNY7:20180513102246j:image

うん⁉︎、こ、ここにも兵庫登山会さんの看板がー!ここ兵庫じゃ無いのに、、やはり恐るべしです。「小さな愛情ー!」笑

f:id:SANNY7:20180513102415j:image

さてと、、登りますか。(^^)

f:id:SANNY7:20180513102703j:image

ロープや鎖、そして以前はただの鉄板だった橋もステンレス製になってて、岩の間を注意して登れば比較的簡単に登れます。

f:id:SANNY7:20180513102927j:image

命名、おにぎり岩。笑

f:id:SANNY7:20180513103016j:image

f:id:SANNY7:20180513103125j:image

しかし一丁前にペンキ矢印もあります。(^^)

f:id:SANNY7:20180513103201j:image

そして、、、。

f:id:SANNY7:20180513104319j:image

f:id:SANNY7:20180513103511j:image

爽快!

そして、すぐに寝っ転がる。(山頂での野生の習性)笑

f:id:SANNY7:20180513103808j:image

それから、天狗岩を蹴り転がして見ました。

f:id:SANNY7:20180513103950j:image

転がりそうも無いので、この丸っこい岩陰でお昼にします。笑

f:id:SANNY7:20180513104128j:image

枝で岩支えてます。

f:id:SANNY7:20180513104459j:image

、、、嘘です。(^^)

f:id:SANNY7:20180513104653j:image

さて、お昼は定番の辛ーいラーメンと、

f:id:SANNY7:20180513104829j:image

今回は、甘ーいドーナツとバナナ。

凄い取り合わせですが、山では食べたい物を気にせず食う!この心情で行きたいと思います!

(この後、流石にチョと胸焼けが、、、笑)

f:id:SANNY7:20180513105233j:image

胸焼けをコーヒーで治して、ひと休み。

f:id:SANNY7:20180513105350j:image

岩陰、、って、もし地震とか起きてこの岩が倒れて来たら潰れちゃたりして、、なんて思いながら、ウトウト。(^^)

f:id:SANNY7:20180513105606j:image

空も青く、心地よい風も吹いてます。

f:id:SANNY7:20180513105722j:image

スマホでこの季節にピッタリの曲を聴きます。

f:id:SANNY7:20180513110532j:image

岡村孝子さんの「5月の晴れた空」。去年の5月に葛城山に登った時も聴いたなぁ。

f:id:SANNY7:20180513114752j:image

昼寝してたら、辺りがすでに山頂ラッシュに、

人が沢山登って行きます。もうすぐ正午、騒がしくなって来たので、切り上げて縦走を再開しました。

f:id:SANNY7:20180513111102j:image

標識を見る限りではまだまだ見所がありそうです。

f:id:SANNY7:20180513111238j:image

日差しも増して来て登山道も明るくなりました。

f:id:SANNY7:20180513111404j:image

命名、スペード石。♠️ または、五郎丸岩(古いかw)。

f:id:SANNY7:20180513111343j:image

勝手に岩に命名しながら歩いて行きます。

f:id:SANNY7:20180513111644j:image

たしかに。(^^)β 耳。

f:id:SANNY7:20180513111711j:image

登ると高速道路が見えました。

f:id:SANNY7:20180513111809j:image

縦走路の最期の立ち寄り先、竜王山を目指します。

f:id:SANNY7:20180513111931j:image

f:id:SANNY7:20180513112237j:image

竜王山には馬頭観音様が祀られているせいか、登山道は階段で整備されてます。

f:id:SANNY7:20180513112308j:image

参道と言う事でしょうか。

風が吹き抜ける尾根道を過ぎると、

f:id:SANNY7:20180513112501j:image

小さな祠があり、龍神様が祀られています。

f:id:SANNY7:20180513112610j:image

f:id:SANNY7:20180513112705j:image

馬頭観音堂はまだ先にある様ですが、この祠の手前を少し登ると、竜王山 山頂にたどり着きます。

f:id:SANNY7:20180513113132j:image

三角点もあります。

f:id:SANNY7:20180513113258j:image

さて、後は下山路に向かいます。

f:id:SANNY7:20180513113443j:image

黄緑の登山道は眩しい位です。

f:id:SANNY7:20180513113532j:image

ここにも赤いツツジが咲いています。もしかして五月だしサツキかな?^^

f:id:SANNY7:20180513113745j:image

重ね岩。

f:id:SANNY7:20180513113816j:image

エイリアンの卵岩(嘘です。笑)

f:id:SANNY7:20180513121509j:image

下山路で懐かしいベンチを見つけました。

f:id:SANNY7:20180513113925j:image

以前登った時、ここで簡単な水彩画を描いたんですよね。

f:id:SANNY7:20180513114307j:image

スケッチに夢中になって下山予定時刻を過ぎて、秋で日暮れも早かった事もあり、焦って下山したのを思い出します。

登山を始めて間も無い頃の失敗、今思うとこの時の事が良い教訓となりました。^^;

(ちなみにその時のスケッチ)

f:id:SANNY7:20180513125455j:image

f:id:SANNY7:20180513125506j:image

 

この金勝山アルプスは、信仰の山としての歴史もあり、登山道沿いには石仏群が数多く点在します。

茶沸観音。

f:id:SANNY7:20180513115151j:image

狛坂磨崖仏。

f:id:SANNY7:20180513115351j:image

逆さ観音様。

f:id:SANNY7:20180513115439j:image

どれも奈良時代平安時代に彫られたそうです。

この登山道はその昔は参道としてその時代の人が歩いていたんでしょうね。

f:id:SANNY7:20180513115749j:image

耳岩の上から見えていた高速道路下のトンネルを抜けて、もとの登山口のバス停に向かいます。

f:id:SANNY7:20180513120026j:image

f:id:SANNY7:20180513115959j:image

奈良時代の信仰の道もあれば、現代の高速道路もある、金勝山アルプスです。(^^)

f:id:SANNY7:20180513120209j:image

手書きの案内板は有り難いですね。

f:id:SANNY7:20180513120254j:image

川沿いに歩いて

f:id:SANNY7:20180513120339j:image

明治に作られた堰堤を越えると、バス停に到着します。

f:id:SANNY7:20180513120447j:image

堰堤作りを指導したオランダのおじさん。

f:id:SANNY7:20180513120527j:image

f:id:SANNY7:20180513120630j:image

堰堤には綺麗なピンク色の花が咲いています。

f:id:SANNY7:20180513120754j:image

金勝山アルプス、何回も登りたくなる本当に楽しい山でした。(^^)