金勝山アルプスで、5月の風に吹かれて。
皆さま今日は。5月の晴れた週末、滋賀県は琵琶湖の南側、湖南地方にある、金勝山(こんぜやま)アルプスに登ってきました。
ここは風化した花崗岩が様々な形で裸岩している山で、低山ながらそんな風光明媚な景観の中、登山道を縦走する事が出来ます。
(金勝山より琵琶湖 大津方面を望む、奥に見える双耳峰は比叡山)
以下、本文。
この金勝山アルプス(湖南アルプス)に登るのは2度目で、以前は数年前の秋に登りましたが今回は新緑の5月、樹々の青さが眩しい程でした。(^^)
人気の山なのでお昼の山頂ラッシュを避ける為、朝早くからバスに乗り登山口に向かいました。
帰りのバス時刻もチェック、チェック、これ大事です。(^^)
護岸工事が行われている河川沿いを歩いて行くと小屋があり、そこで無料のガイドマップが手に入ります。
詳しく登山道がマッピングされていて、また道標もあるので、初心者でもハイキングが楽しめます。でもしっかり登山届けポストもありました。(^^)
金勝山アルプス縦走路には、鶏冠山490.9m(けいかんざん)、天狗岩、竜王山604.7mがあり、要所にはコールポイントもありました。崩れやすく滑りやすい風化した花崗岩で滑落者もいるんでしょうね。気をつけて登ります。
さぁて、山のぼり☆開始です!
標識の脇にはツツジが、早朝に見るのも良い物です。
林道を少し進んだ後、小川沿いに沿って歩きます。朝の登山道は空気が冷たくて気持ちが良い。(^^)
マップによると落ヶ滝言うのがあります、以前登った時にも立ち寄った記憶があります。
案内板、よく見ると、、面白い事が書かれてました。周りはシダに囲まれた渓谷、本当にドン!ドン!って出現しそうですね。笑
落ヶ滝。ジャングルに突然現れた滝の様で何だか気分がワクワクして来ます。(^^)
滝の水は冷たく、
見上げると青空が垣間見えました。
渓谷沿いの露出した岩の上を渡って行きます。
ここで今回持って来た行動食、マーブルチョコレート。このチョコはコーティングされてるから、溶けにくくて山のお供には良いかもです。
渓谷を登って行き、振り返るとまた青空が。
足元にも注意して、滑りやすい露岩を歩いて行きます。
そしてこのロープ場。
USJのアトラクションも真っ青のある罠が仕掛けられてます。(^^)
もし、ロープを掴み損ねると、、、。
つるーーーーと滑って、
ドボン。てな訳です。いやー楽しいですね。(^^)
当然、必死です。笑
登り進めると、先程の落ヶ滝の滝上に出て来ました。
歩き始めると、ふと前を遮る物が、、。
ゲロゲロぴょん吉君(ヤマアカガエル)にこんにちはの挨拶をして登山道を譲ってもらい先に進みます。(^^)
水が多い湿地には綺麗な花も咲きますね。
分岐点に到着、一路 鶏冠山を目指します。
登山道は渓谷から尾根道に。
彼方に三上山(近江富士)を見ながら、山頂への斜面を登ります。
鶏冠山 山頂に到着。
三等三角点が設置されてました。
少し休憩。一緒に休んでた、山歴20年の滋賀の方とお話して、その方が「何処良い山あります?」じゃあ、あの山登りました?「あ、登りました」この山は?「あ、そこも登りましたよ。」延々、、。流石です、、、。私は山歴5年足らずの若輩者、、まだまだです。笑
降り返して、先程の分岐点。今度はこの金勝山アルプス、最大の見所の天狗岩を目指します。
道が何だかアジフライ見たいだったので撮って見ました。笑
だんだんと露岩帯が多くなります。
振り返ると鶏冠山方面が。
青い空と緑の山、気持ち良いですね。(^^)
岩、岩、岩のトンネル。
岩のトサカ。
山肌に突出する岩達が様々な表情を見せます。
ロープを使って慎重に岩の上を上がったり、下がったりしながらドンドン進むと。
ド、ドーーン!☆
現れました、天狗岩‼︎、存在感が強烈です。(^^)
岩の間を通って直下まで行きます。
天狗岩。登攀には危険もあるので、注意文もあります。
うん⁉︎、こ、ここにも兵庫登山会さんの看板がー!ここ兵庫じゃ無いのに、、やはり恐るべしです。「小さな愛情ー!」笑
さてと、、登りますか。(^^)
ロープや鎖、そして以前はただの鉄板だった橋もステンレス製になってて、岩の間を注意して登れば比較的簡単に登れます。
命名、おにぎり岩。笑
しかし一丁前にペンキ矢印もあります。(^^)
そして、、、。
爽快!
そして、すぐに寝っ転がる。(山頂での野生の習性)笑
それから、天狗岩を蹴り転がして見ました。
転がりそうも無いので、この丸っこい岩陰でお昼にします。笑
枝で岩支えてます。
、、、嘘です。(^^)
さて、お昼は定番の辛ーいラーメンと、
今回は、甘ーいドーナツとバナナ。
凄い取り合わせですが、山では食べたい物を気にせず食う!この心情で行きたいと思います!
(この後、流石にチョと胸焼けが、、、笑)
胸焼けをコーヒーで治して、ひと休み。
岩陰、、って、もし地震とか起きてこの岩が倒れて来たら潰れちゃたりして、、なんて思いながら、ウトウト。(^^)
空も青く、心地よい風も吹いてます。
スマホでこの季節にピッタリの曲を聴きます。
岡村孝子さんの「5月の晴れた空」。去年の5月に葛城山に登った時も聴いたなぁ。
昼寝してたら、辺りがすでに山頂ラッシュに、
人が沢山登って行きます。もうすぐ正午、騒がしくなって来たので、切り上げて縦走を再開しました。
標識を見る限りではまだまだ見所がありそうです。
日差しも増して来て登山道も明るくなりました。
命名、スペード石。♠️ または、五郎丸岩(古いかw)。
勝手に岩に命名しながら歩いて行きます。
たしかに。(^^)β 耳。
登ると高速道路が見えました。
縦走路の最期の立ち寄り先、竜王山を目指します。
竜王山には馬頭観音様が祀られているせいか、登山道は階段で整備されてます。
参道と言う事でしょうか。
風が吹き抜ける尾根道を過ぎると、
小さな祠があり、龍神様が祀られています。
馬頭観音堂はまだ先にある様ですが、この祠の手前を少し登ると、竜王山 山頂にたどり着きます。
三角点もあります。
さて、後は下山路に向かいます。
黄緑の登山道は眩しい位です。
ここにも赤いツツジが咲いています。もしかして五月だしサツキかな?^^
重ね岩。
エイリアンの卵岩(嘘です。笑)
下山路で懐かしいベンチを見つけました。
以前登った時、ここで簡単な水彩画を描いたんですよね。
スケッチに夢中になって下山予定時刻を過ぎて、秋で日暮れも早かった事もあり、焦って下山したのを思い出します。
登山を始めて間も無い頃の失敗、今思うとこの時の事が良い教訓となりました。^^;
(ちなみにその時のスケッチ)
この金勝山アルプスは、信仰の山としての歴史もあり、登山道沿いには石仏群が数多く点在します。
茶沸観音。
狛坂磨崖仏。
逆さ観音様。
この登山道はその昔は参道としてその時代の人が歩いていたんでしょうね。
耳岩の上から見えていた高速道路下のトンネルを抜けて、もとの登山口のバス停に向かいます。
奈良時代の信仰の道もあれば、現代の高速道路もある、金勝山アルプスです。(^^)
手書きの案内板は有り難いですね。
川沿いに歩いて
明治に作られた堰堤を越えると、バス停に到着します。
堰堤作りを指導したオランダのおじさん。
堰堤には綺麗なピンク色の花が咲いています。
金勝山アルプス、何回も登りたくなる本当に楽しい山でした。(^^)