春の陽気が続いた京都 小塩山は、カタクリが満開。
皆さま、今日は。
関西は春雨の一週間が終わり、春の陽気が続いております。
そんな中、桜も見たし今度は違った春の花を見たいと思って、京都の西山にある、この時期にカタクリが咲く山、小塩山に登って来ました。
駅からバスに揺られ、山麓のバス停からしばらく農道を歩いて山に入ります。
あぜ道沿いの小さな花畑にも春を感じます。
この山は山頂付近にカタクリの群生地があって、地元のボランティアの方々が大切に保護活動をされているとの事です。
登山口にも獣避けの柵が設けられていました。
この柵、ちょうど頭の高さに電流鉄線が通っていて、通過する時には充分注意しないと身体に電流が流れる事になります。^^;
ここから山道が始まりますが、山道は分岐点がいくつかあってこれも道迷いの注意が必要でした。
入って行くのがワクワクする道もあります。(^^)
青楓にも春を感じます。
朝の木漏れ日の山道を歩き、少し大木の下で休憩をして、また歩き始めます。
木々はもう春の色合いを見せ始めています。
小1時間ほど登ると、カタクリの群生地に到着します。
ここにも厳重に柵が。
保護ボランティアに守られてます。
さあ、お待ちかねのカタクリの群生です。(^^)
斜面地にカタクリがかなりの数 群生していました。
春の麗らかな陽気とカタクリの花。良いものですね。(^^)
色の濃い物 薄い物、花弁の開いた物、閉じた物、一輪でスックと立って咲いた物、同じカタクリでも表情は様々です。
白い小さな花と仲良く咲いている物もありました。
何でもカタクリはあの片栗粉のカタクリらしくて、以前はカタクリの根から片栗粉を作っていたそうです。
また花を咲かせるまで何と8年もかかる様ですね。(^^)
カタクリを見ていると、保護ボランティアの方がこっちにギフチョウが居るよってお声を掛けて頂きました。ギフチョウ、国の天然記念物に指定されている蝶です。以前 和歌山の龍門山に登った時にも見かけましたが、この山でも幸運にも出会いました。
こんな時に限って、ズームレンズを持って来て無いとは、、。笑
ボランティアの方によると、ギフチョウは昨日羽化が始まったばかりで、木々の間からの暖かい陽だまりに集まるらしいです。(^^)
ギフチョウも保護されていました。
カタクリの群生地から少し登り電波塔過ぎると、小塩山山頂の淳和天皇陵があります。
三角点は無いらしく、天皇陵裏に標高表示板がありました。
一応、登頂フミフミをしときました。笑
小塩山 標高 642m。
さっきの電波塔下の広場に戻って、お昼を頂きます。
今日は今朝 麓のお茶屋さんで購入して来た名物の草餅を持参した烏龍茶でいただきました。
空きっ腹に甘く香るよもぎの餡餅、美味しかったです。(^^)
近くで休憩されていたカタクリ保護ボランティアの方によるとこの山は以前は炭焼きが盛んで、カタクリはその炭焼きの灰を栄養にして生えて来たらしいです。
暫く楽しいおしゃべりをして ゆっくりした後、下山開始です。
行きの山道とは違う緩やかな山道には、ここにも春を思わせる花々が咲いていました。
ヤマツツジはこの前 六甲でも見かけました。
遠くには山桜もちらほら。けど、もう葉桜になりかけてますね。
最後は麓にある大原野神社でピンク色が綺麗な満開の紅桜を見て帰りました。
来月は5月、空にはもう鯉のぼりが泳いでいました。
春の山登りは本当に楽しいですね。(^^)