やっとやっと初登り、春山開きの六甲摩耶山。
皆さま、こんにちは。
2019年3月。平成ももうすぐ
終わろうとする時に、
やーっとこさ山に向かって
歩き出したSANNYです。^_^
昨年の暮れ以来、
約3か月ぶりに山に登りました。
(最終更新90日前にご注目)
今年の初登り、所は馴れ親しんだ六甲摩耶山。
ちょうど3月に
「摩耶詣祭 まやもうでまつり」
と言う春山開きがあるので、
それに合わせて登ってみる事にしました。
(摩耶詣祭のお馬様引き廻しを撮影)
以下本文。
3月と言うのに、また少し肌寒さが
ぶり返した週末の朝、神戸三ノ宮の駅前に
降り立ちました。
ここからビルの間に見えている山(六甲摩耶山)
まで歩いて行きます。
途中、神戸のパン好きには有名な
イスズベーカリーの店舗が
新しくなっていました。
私的にはいきなり新しくなった感が
ありましたが、思えば
登山自体もそうですが、
摩耶山に登るのもかなり久しぶり、
それもさもありなんです。
ついでに、行動食に小さな菓子パンを購入しました。
摩耶山への登山口は新幹線駅の
新神戸駅を抜けた所にあります。
新神戸駅の高架下トンネルを
矢印の方向に歩いて行きます。
登山口にある六甲摩耶山の
周辺案内図。
昨年までの台風、地震などの被害に
よる登山道被害状況図も併せて
掲示されていました。
これは少し日付が古いですが、
最近の情報だと順次復旧作業が
完了して行ってるみたいですね。
良かった、良かった。^_^
駅裏の神戸市の市章が付いた
レンガ橋を渡って山に入って行きます。
山に入って登りが始まっても
しばらくは整備された遊歩道が続きます。
歩道のかたわらには、こんな歌碑もあります。
その歌の多くの題材はこの布引の滝を
詠んだ物です。
(この日は水量が少なかったですが、
逆に岩が浮き出して見えて、
ある意味迫力がありました。)
滝の側には100周年を迎えた、
おん滝茶屋があります。
滝を観ながら食べる軽食が人気だとか。
滝が描かれた記念スタンプもある様ですね。
茶屋を過ぎてこの門を抜けて進んで行くと、
摩耶山に登るたびに何度も来ていますが、
広々として最初の休憩にはピッタリの場所ですね。^_^
布引の滝の水量に比例してか、
ダム湖の水もかなり少ない気がしました。
あと、一見ダムの機械に見えるコレ。
このレバーを押し込むと、
ダム湖についてのアナウンスが
いきなり大音量で流れ出しますので
注意ですよ。笑
ダム湖を半周回するように歩みを
進めていると休憩場所に、
野鳥観察ノートなる物があります。
以前はただの100円ノートだったのが、
いつの間やら野鳥の写真入り
クリアブックになっていました。^_^
野鳥を観察した訳ではありませんが、
少しお知り合いの方に
メッセージを残しました。^_^
ダム湖の遊歩道沿いにも
災害の影響か、修復された箇所が
多くありました。
ついでに案内板も新しくなってたりして、
これは嬉しいのですが、
でもやっぱり爪痕は残ってますね。
以前から営業されてなかった
お茶屋さんの中は酷い有り様でした。^^;
少し歩いて、大きな河原、
市ヶ原に到着。
もう少し季節が春めいて来ると、
アウトドア客で賑わう場所です。
この日は週末でしたが寒の戻りの影響
からか、誰も居なかったです。
でも毎回ここにある、この標語
を観て元気になるんですよね。^_^
お言葉の上には赤い小さな実を
付けた木が、寒々しい中にも春の
芽吹きを感じます。
足元には冬の花、山椿。
もう役目を終えていました。
この先の登山道案内図をチェック。
今回の登山は、新神戸(西側)
から摩耶山に至る3つのルートの
1番奥、黒岩尾根を登る事にしました。
この石標から山道の始まりです。
久しぶりの山道。
やっぱり良いな〜。
日常とは違う空気を味わえます。^_^
黒岩尾根へはこの標識を左に折れて、
一度、渡渉します。
そして、
ここからが黒岩尾根ルートの始まりです。
今回このルートを選んだのは、
あるツイッターで、木階段などが
追加整備されて登り易くなった様だと
ありまして、以前登った事の
あるルートでしたが、
また登ってみる事にしました。
ツイートの通り、新たに追加されて、
一見登り易くなった様に見えますが、、、。
もうベテラン登山者の方は
判りますよね〜。
恐らく、数年を経ずに丸太を
越えた所の土が流がされて無くなり
えぐれて、正に山登りハードル競技が
始まってしまう事を。笑
この黒岩尾根、摩耶山西側からの
3ルートの中でも1番距離が長くて、
岩場もある様な険しいルートでしたが、
この度、めでたくまた険しい条件が
1つ出来てしまいましたね。
や、止めてー、ひ、膝に来るー!^^;
と、嘆いても山では一歩も前に進みません。
(山登りの真理の1つ 笑)
気を取直しながら、久しぶりの
山の気分を味わう為に何気に
木肌を触って自然を感じてみたりして、、。
(決っして膝が痛くて寄り掛かってる
訳ではありませんからね 笑)
見上げると、麓では落ちてた山椿が
まだ咲いていました。
癒されるよなぁ〜。^_^
しかし、しかしながら!
木階段はまだまだ続くよ
どこまでも、、。^^;
よく作ったよホント偉いね。
尾根道だけに両側が切り立って
いる道もありますが、こちらも
整備されていました。
(ウン、これは有難い)
その尾根道を進んで行くと、
彼方にアンテナが小さく見えて来ます。
あれが摩耶山の山頂です。
地獄の木階段で膝が悲鳴を上げていたので、
見晴らしの良いベンチで小休憩。
六甲摩耶山から北に抜ける景色。
昨年末、山納めで六甲を芦屋から下った
有馬温泉辺りかなぁ、
なんて思いながら休んでました。^_^
摩耶山頂まであと少し、
頑張ります。
目指すは摩耶山の山頂公園 掬星台です。
最後の木階段を登り切って、
見えてたアンテナを通り越して、
摩耶山 掬星台に到着!
(標高 690m也)
掬星台にある梅の花が満開、
なぜか麓より春を感じる山頂です。^_^
(新元号「令和」初春の令月にして 気淑く風和ぎ梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す。 *元号発表前の登山レポにこの写真を載せる事が出来た巡り合わせ。まさに山は一期一会と思いました。^^ 後日記)
そして本文前置きの通り、
この日 摩耶山 掬星台では
春山開きを祝うお祭り、
摩耶詣祭が行われていました。
毎年恒例で行われている様ですが、
私は初詣です。^_^
花籠を背負ったお馬様の引き廻しに始まり、
現れて出て。
山でもあった様ですから、
それにちなんだ名前なんでしょうね)
笑顔の巫女さんも現れました。^_^
広場にはどんと焼きの準備がされ、
その前には、
春の菜の花が添えられた神棚が整えられ、
虎の皮衣が敷かれた祈祷場も出来ました。
修験者の方々が法螺を吹き出して、
祭式が始まりました。
ブゥオーー、ブゥオーーー。
拾って帰ると御利益があると言われる、
神矢の儀式。
矢をホントに飛ばすんですよ。^_^
この時には弓の名人になるのが目標と言う、
しゅげん君も矢を持っていました。^_^
神矢の次にはどんと焼きが
始まります。
修験者が皮衣に座って、ご祈祷。
エイ!ブツブツ、、。
エイ!ブツブツ、、。
私たち見物客も、ご祈祷に
合わせて、合掌。
春山開きのお祝いと、
これから一年の息災を
お祈りします。^_^
そして、
どんどん煙りが辺りに立ち込め、
目の前の修験者の方は、
もちろん直撃してました。^^;
どんと焼きの次は、
餅撒きが始まりました。
スタッフの方々がいきよい良く
お餅を投げまくります。^_^
私は欲張りにも3個ゲット!
1つも取れない、しゅげん君。
「おもち、、、ちょうだい。」
ヤダ、アゲナイ。笑
餅もゲットし、その後にも
摩耶昆布なる物も配られました。
(中身はあの昆布の駄菓子でした)
しかし、いいオッさんが物を
貰って喜ぶとは、全く
修行がなってませんな!
(修験道と掛けたのは解ってい、、
ただ、、ま、まあいいや)笑
辺りを見回してみると、
その昔 摩耶山名物だったと言う
摩耶鍋なるお味噌汁が売られてました。
また少し寒くなって来たので頂く事に。
温まって美味しかったな。^_^
それ、馬そうだなぁ〜っと馬さんが。
嘘です。^_^
花籠を背負ってたお馬さんは
雌馬との事。
目が優しくて
おとなしいな〜。^_^
また違う馬には(ポニーかな?)
桜のアクセサリーが。^_^
摩耶詣祭はお兄さん達の
お囃子で終わりを告げます。
どんと焼きの残り火で
暖をとります。
あー、寒い。^^;
ちょうどお昼を過ぎた頃でしたので、
ランチを食べに掬星台にある
山カフェ、monte702に。
登山後にはピッタリな軽食が
揃うカフェです。
今回 私はハンバーグ(ライス付)
をチョイス。
ちゃんと焼き目が付いた照り焼きソースの
ハンバーグ。美味しかったですよ。
^_^
カフェの窓から見える
六甲の山並みと、神戸の街と海。
やっぱりこの山、今年の山始めに選んで
良かったなぁーって思いました。^_^
ただ、久しぶりの山とあの階段の
おかげで下山はこの通りとなりましたとさ。
笑
皆さま、また一年 SANNYの山散歩に
お付き合いくださいねー。ではまたです。^_^