秋晴れの日 いつも眺める山を縦走、大阪府・奈良県 生駒山。
皆さま、こんにちは。
秋晴れの日が何日か続いたので、
ここは山に登ろうと、
何処の山に行こうか考えてましたが、
歩きながらふと見上げると、
あーあったね。っと。^_^
いつもは近すぎて、
いや、日常に溶け込み過ぎてて存在が
分からない山が、、。
大阪の東、奈良との境にある山、生駒山。
その山並みは東西に大阪と、奈良を隔てて、
山脈は南北に貫き、山上にはドライブウェイが走って
それと並行する、約20km以上はあろうかとも
言う、歩行者用の縦走路もあります。
大阪側、奈良側から登るハイキング道も多くそこに
交差して、コースバリエーションも豊かな、
山登りには適した山となります。
標高は、頂上が642mあまりの低山ですが、
山頂には遊園地や展望台もあったりして、
私的に山を楽しむのにバッチリな
シュチュエーションも揃っています。^_^
(生駒山の山上遊園地 飛行塔を撮影。
昭和4年に設置、国内の施設では
最古の遊戯乗物。)
以下、本文。
生駒山への登山口は、
先に述べた様にいくつかありますが、
以前に一度 南の高安山から入り、
北にある生駒山山頂まで縦走した
事があったので、今回は逆の北から入り、
南に抜けようと計画。
(昔、大阪城の石垣の石を切り出した
事からついた地名)
からスタートしました。
駅前の観光案内板に登りのハイキングコースが
表示されていました。
左の、くさかハイキングコースを歩きます。
空を見上げると、いわし雲か、さば雲か、
秋の雲が一面に広がっていました。
石切駅は高台にあるので、
すでに大阪平野が見下ろせます。
このハイキングコースは、
生駒縦走コースの一部。
住宅街の少し奥が登山口となります。
倒木の門をくぐって歩きだします。
朝の山は本当に気持ちが良い。^_^
先程駅から見上げた雲が樹々の間から
垣間見えました。
ハイキング道と言えども、
このコースは少し野性味があります、
でも階段も所々には整備されてはいますので、
安心して登れます。
手の平に小さな秋を感じつつ。^_^
椎茸の茎を切ったかの様なベンチで一休み。
(よく見ると、誰か帽子を忘れてますね)
道の脇にもベンチがあったりしますから、
ゆっくり登れます。
路傍のお地蔵様に、今日の山登りの安全を願って。
再スタート。
季節外れ?のツツジが咲いていました。
ハイキングコースは山頂に近づくと、
舗装路となります。
鉄塔を過ぎると、
展望の良いベンチがまたありました。
山頂周辺になり、標高も高くなったせいか、
紅葉もちらほら見え出しました。
ハイキング道から縦走路に移り、
生駒山 山頂がある遊園地を目指します。
背の高い赤白の電波塔が見えたら、
生駒山山頂の遊園地に到着です。
年季が入ったウォータースライダーですね。
(まだしっかり稼働中 ^_^)
山頂の三角点は、
何とミニSLの路線内にあるのです。
(2周 300円、三角点を踏むには必要か?笑)
さすがにいい年したオッさんが1人で
乗り込むのは、周囲が引き過ぎると
思ったので、遠目から撮影。笑
しかし、
三角点は一等三角点でした。凄い。^_^
(三角地点は奈良県側に属するらしいですね。)
園内は、昔からあるレトロな雰囲気を
醸し出した良い感じ。
奥に見える、あの飛行塔は以前から
気になっていたここの乗り物。
意を決して、オッさんが乗り込みます!
チケット購入。
大人1名お願いします。(恥ずかしい)
周りは家族ずればかり。笑
プロペラ機、ある意味シブい飛行機です。^_^
3号機に搭乗、上昇して行きます。
ブーーン、ブーーン、
ブーーン、ブーーン、
ブーーン、ブーーン。
か、かなりブン回されます。
ご一緒に搭乗したご家族ずれのお子さんは、
「怖いー、僕 2度と乗らないー!」
と叫んでいました。^^;
しかし、景色は抜群。
先程登ってきたハイキングコースも
見えます。^_^
他にも遊戯施設は、
メリーゴーランド、お化け屋敷、
空中サイクリングなど一杯ありました。
お客さんも休日のせいか多くて
皆さん笑顔で楽しんでいらしゃいました。^_^
さて、山登りブログと言う事を忘れそうに
ならないうちに山レポに戻りたいと
思います。笑
遊園地から南に向けて縦走路を少し
進むと、ドライブウェイとまた交差します。
そこにある駐車場付きのパノラマ展望台。
金剛生駒国定公園の石碑。
昼と夜の風景を載せた案内板。
大阪側は真っ青な秋晴れです。
奥に少し雲が掛かっているのは、
大阪湾を挟んだ神戸の六甲山地ですね。
反対側の奈良側は、
矢田丘陵が見えます。
(以前、あそこも縦走した事が
あります。)
少し休憩して、
案内にもある暗峠に歩き出します。
暗峠(くらがりとうげ)。
怪しい名前ですが、
日本の道百選にもなっている国道
(国道308号線)なんです。
現在も大阪、奈良間を行き来する生活道として
利用されている様です。
(大阪側からの傾斜角度はなかなか急だと
の事。地元のハイカーさん 談)
国道で石畳みなのは、ここだけらしいです。
名前の由来が書かれていました。
この他にも単純に薄暗い峠だからや、
あまりにも険しいので馬の鞍が
ひっくり返ったのが転じた説も
あるようですね。
「菊の香にくらがり登る節句かな」
過ぎてましたが、
縦走路には白い小さな菊も
咲いていました。
位置しますので、
端から歩いてくれば
通過するのは、
丁度お腹が鳴る、お昼時になります。笑
丼ぶり物に、カレーにうどん、おでんもあったり、
メニューも充実してますね。
(私はスルーしましたが、貧乏 ^^;)
暗峠を越えて、縦走路をさらに
南下して行きますと、
またもや展望が素晴らしい、
「ぼくらの広場」に到着。
中央に小さくですが、
ラグビーの聖地
花園競技場も見えます。
この眺めを見ながら、昼食。
コンビニで買った鶏飯ですが、
美味かったです。
(聞いた話ですが、登山中は体が
エネルギー源を常に欲している為に、
普段より美味しく感じるらしいですね。)
「この眺めは府民の宝です」?
どこかに似たフレーズがあった様な、、。
たしか、、
六甲山の風吹岩広場の案内板。
(以前、六甲山に登った時に撮影)
こりゃどっちかがパクってますね。笑
注意板にある通り、昼食で出たゴミを
ちゃんと持ちかえり、広場を後にします。
そして、この縦走路 最後の目的地に
向かいます。
自転車禁止と荒々しく書かれた
標識を過ぎ、
怪しいキノコの避難小屋?^_^も過ぎ、
V字型の登山道を進むと、
「鐘の鳴る展望台」に到着します。
(12mはおそらく展望台の建物の高さ)
しかし、以前この縦走をした時にも
ビックリしましたが、
まるで水泳競技の
飛び込み台の様な建物です。
あの先っちょまで登れますが、
少し怖いかも。^^;
階段途中には、建物の名前の通り、
鐘が設置されていました。
カラーーン、
カラーーン。
鐘を鳴らして、先っちょに到着。
こ、怖〜〜。^^; 手摺り細いし、
錆びてて古そうだし。笑
しかし、実は今回 縦走の目的は、
ここの眺めを見に来たんですよね。^_^
いやー、素晴らしい!
まさに、この眺めは私の宝です。^_^
でも、見惚れていても
決して手摺りは離しませんが。(ヒシッ)笑
こんな場所は、神戸のビーナスブリッジ
みたいに恋人の聖地でもあったりします。
鍵だらけ、、
そんなに拘束したいのかねー。
あーヤダヤダ。笑
この展望台で話かけた
地元のハイカーさんに
最短で駅に向かう
下山道を尋ねた所、
ここからは縦走路の南端、
「高安山まで行かないと無いよ」
って教えて頂きまして、
やはりそうかー、前回歩いた縦走路を辿るしか
無いとしかたなく高安山に向かって歩き出しました。
しかし振り返って見ても、
あの先っちょ、危ないよなぁ。笑
再び、ドライブウェイと並走した
縦走路。こっちも危ない。^^;
今年の台風の影響のせいか、
生駒山もあちこちで整備工事が
されていました。
(ドライブウェイは現在途中で
通行止めらしいです)
縦走路は巻道がありますので
歩行は可能。
足元にはピンク色の八重咲きの椿が
咲いていました。
この縦走路は、近畿自然歩道にも
指定されている様ですね。
自然豊かな道です。
一部舗装された道沿いには
黄葉したイチョウの木がありました。
もちろん紅葉も。^_^
高安山に到着。
山頂には気象庁のレーダー塔があります。
レーダー塔を過ぎると、
今回の終着地、ケーブルカー駅に着きます。
ケーブルカー駅前の東屋で一休み。
自販機で140円と微妙に高い ^_^
ゼロシュガーコーラで喉を潤してから、
虎さんマークのケーブルカーで
下山しました。
夕暮れ前の大阪平野の街並みが
綺麗ですね。
今回の生駒山縦走、
秋口の九州別府 由布岳と、
最近 遠征登山が続きましたが、
やっぱり私と言えば低山と思いまして、
それも思いっきり近くの山を選んで
山行してみました。
展望台がいくつもあるこの縦走路は、
この日の高気圧に覆われた
秋晴れにも助けられて、
素晴らしいの景色が何回も楽しめました。
(あの飛行塔の目が回るような
眺めも最高でした。笑)
大変 良い山でした。
皆さんも車で通るだけじゃ無くて
いつか登ってみてくださいね。^_^