春も間近な京都比叡山で、出会いの初登り。
皆さま、こんにちは。
寒いのは大の苦手なSANNYが山冬眠から目覚める日がやって参りました。笑
天気予報も晴れ間が続き、気温も上がって来た春も間近と言うこの週末、今年の初登りに京都 比叡山へ、そして今回は、私が数年前に山登りに目覚めた、あの比叡山からの風景をもう一度見て、初心を思い出したいと登ってみました。(^^)
(京都市より北東にある、山上に延暦寺の伽藍堂塔を持つ双耳峰の山、比叡山を撮影)
以下、本文。
比叡山に登るルートはいくつかありますが、大きく分けて、西の京都市内側と東の琵琶湖側から登るルートがあります、今回はその西側から登るルートを選択。
スタートは京阪 出町柳駅を出て東に30分程歩き、京都大学のキャンパス前を横切って行きます。春と言えば、新入生を迎えるシーズン、サークルの勧誘看板も道沿いに多く並んでいましたが、中にこんなのを見つけました。
山仕事サークル「杉良太郎」良い山仕事してくれそうですね。笑
道を見上げればキャンパスにはもう桜が咲いていました。(^^)
京都大学を過ぎて、少し歩いた病院横の駐車場、その奥に登山口があります。
路傍のコンクリートブロックにトレイルコースと書かれてますね。
人気のコースなのか、この日も私が準備体操をしていると3、4人のハイカーさんからご挨拶を頂きました。
後から考えると、今回あったある事の何か予感となったかも。謎 笑
登山道に入ると右に見える京都一周トレイルの標識に出会います。
京都市の外周をぐるっと一周する縦走コース、それが京都一周トレイル。
比叡山は京都の中心から見たら東側なりますので、トレイルの中でも東山と言われるルートを登って行きます。
まずは、登山道沿いにあった地龍大明神様に本日と、本年の安全登山を祈願。
久しぶりの山に、そばの灯籠に生えていた何気ない苔にも新鮮さを感じました。(^^)
朝の登山道、登るたびに思う清々しい時間です。
杉木立の間からは春の小鳥のさえずりも聞こえたので、
私の肩に乗ってる小鳥(木のバードコール)もさえずり返しました。(^^)
トレイルコースは次第に尾根道に入り、眼下には京都市内が見えて来ます。
さっきあったトレイルの案内標識も端々にあって、道に迷う事もありません。
比叡山へ至る途中にある瓜生山を通過します。
瓜生山 山頂 標高301m。祠がありました。
ここでも祈願。
ここから少しトレイルコースを外れて、あるお寺に立ち寄って見ました。
まずドーンと男厄坂42段!(^^)
(女厄坂33段もある様です。厄落としが必要なの方は是非登って見てください)
なんとも渋い階段を登って見ると、なんとあの清水寺が⁈
いえ、実は清水寺によく似てますが、ここは厄除けで有名なお寺、狸谷山不動尊。
しかしよく似てますよねー。流石京都、こちらも立派な大舞台(本堂)でした。(^^)
狸谷山不動尊だけあって、お狸様達も。
本堂に参拝していると、変わった御神籤を発見。中に七福神が入っているらしく、それを肌守りに出来るとあって、物珍しいので今年の山登りを占なおうと引いて見ましたら、、、。
うん?道⁈
山登り祈願だけに登山道の事かな?
‼︎ 大吉っ‼︎
七福神も大黒様が入っており、いやー、目出度い!もうこれで今年も遭難、滑落、道迷いなどなど登山事故は無いでしょうね!ワっはっは?は、、。
☆☆☆
嫌、いや、いや、危ない、危ない、、、。
この大吉はまさに逆説的な意味だろうと、自分を戒めます。^^;
あと、大黒様は山登り用の財布に入れました。(^^)
標識に従ってトレイルコースに復帰します。
この辺りで九州から来られたと言うご婦人(おばちゃん)とご挨拶&抜きつ抜かれつで何となく道すがらお話しながら歩く事に。
うーん、めずらしい事だなぁ、早速 大吉の効果⁈ 笑
関西の山々も随分登られている様で六甲山は私と同じく分割縦走されたとの事でした。
そしてまた何となくご一緒に見晴らしの良い景色を見たりして。(^^)
そしてお別れして、私はまた少し歩いた見晴らしの良い場所で休憩を。
シャリバテ気味だったので、豆ごはん(30パーオフ笑)をほうばりながら眺めを見ていたら、
3人の青年達が同じく休憩にやって来ました。
おばちゃんの次は若者か?(^^)
こちらからお声掛けをして、少しお話しを聞くと、
3人は、内お2人が比叡山に2回目の登山、あとお1人は初めての山登りとの事でした。
この後も先程のご婦人と、この青年達と道すがら度々お会いしてお話しする事になりました。(しかし今回はよく人と話す山登りだなぁっと、何かあの御神籤の影響としか、、、。笑)
登山道には山椿も咲いておりまして、これも春間近を感じさせます。
尾根道を下り、川を渡渉するなど変化があり、良いトレイルコースと思います。
水も綺麗に澄んでおり、多分 京都東山の山麓を流れる音羽川の源流では無いでしょうか?
水を見てたら喉が乾いたので、私もコーラで水分補給。(^^)
やっぱり、山登りにはコーラですね。
(物の本にありましたが、エベレストに登頂する登山家も山でコーラを飲むらしいです。標高が高過ぎると味覚が無くなるけど、不思議とコーラだけは味がするとの事。)
まだ冬枯れした登山道を歩いて行くと、彼方に比叡山が見えて来ました。
日差しも次第に照り返して来て、トレイルコースも明るくなり、
合わせて傾斜もキツくなりまして、久しぶりの山登りには少しこたえます。^^;
トレイル標識に比叡山ケーブル駅とありますのでそこで休憩すべくもうひと頑張り。
汗を掻きながら登って行くと、比叡山のケーブルカーが見えて来ました。
ここで少し休憩。元気ハツラツ水を補給して、今日の目的の場所に向います。(^^)
ケーブルカー駅を過ぎてスキー場跡を抜ければ、
数年前、私が山登りをこれからも続けて行こうと思い立った場所に到着しました。
手前にお地蔵様が並んだ奥にある見晴らしの良い展望広場です。
生憎と今回は春霞がかかって少し視界は悪かったですが、空気が澄んでいると京都北山の山並みが凄く綺麗な場所です。
(ちなみに以前登った時の画像は)
山登りを始めて間も無い頃に出会った美しい風景でした。(^^)
ここでしばらく、ゆっくりと昼寝。
ぼんやりと比叡の青空に浮かぶ雲を見ていると気持ちが良かったです。
ここで先程の若者達3人とまた再会、この場所を紹介しました。
この後、3人は延暦寺に向かって行き、私は寝っ転がりながら、あゝ数年前の私も彼らと同じだったなぁ、なんて思いながら、またひと眠り。(^^)
今回の目的は達したのですが、折角ならと広場を離れ、トレイルコースに沿って延暦寺に向かいました。
延暦寺への道中、先程向かったはずの3人の内2人がこちらに戻って来ています。
「アレ?もう1人は?」と尋ねましたら、「1人は延暦寺初めてだから見て廻っています」との事。おーい、仲間を置いて来たんかーい。と吉本的ツッコミを入れながら通りすがりました。笑
そして延暦寺に到着。
伽藍を見ながら階段を下りていると、あ!⁈☆若者のもう1人発見!これだけ観光客が多い中、またもや出会うとは、、、(やはり狸谷の御神籤の影響か?、笑)。
お声掛けして延暦寺をご一緒に観ることになり、
デーモン閣下の様なお札や、(角大師と言う偉いお坊さんの変身した姿で、有難いお札。笑)根本中堂は1200年昔のから灯し続ける不滅の燈明、中にも入れる文珠楼などを見て廻りました。
根本中堂は改修中。(中に入れて不滅の燈明は見れます。)
今回1番の急勾配(内部の階段)があった文殊楼。笑
ついでに梵字が書かれたカッコイイ御守りもゲットしたりして。
あの風景が目的だったのに、しっかり観光もして来ました。(^^)
若者と別れ、下山の為にケーブル駅に向かう道すがら、山頂の三角点も踏んで来ました。(この若者とは、またまたケーブル駅で再会。笑)
大比叡 標高848m、登頂。(^^)
最後は、ケーブルと叡山電鉄の新車両、その名もHIEIを乗り継いで下山しました。
しかし、今回は初心に帰る風景は勿論、人にも触れ合う山登りとなりました。ほんとに山登りは色んな経験が出来ますよね。
改めて、これからも山登りを続けて行こうと思った今年の初登りでした。☆
(^^)/